www.cacico.co.jp



  • パッシブハウスから始まった
  • 香川のかしこい家
  • 「熱」って何?
  • 「熱」と上手に付き合おう〜夏季〜
  • 「熱」と上手に付き合おう〜冬季〜
  • 室内で発生する「熱」もある
  • 省エネで行こう

  • お問合わせフォーム

かしこい家がもたらすエネルギーメリット

例えば、現在のエコ生活とはこんな感じでしょうか。

ECO・エネルギー節約・我慢
「会社でエアコンの温度設定を2度上げるように言われた」などはそのまま、これに当てはまります。
これは、住宅にも当てはめることも出来るでしょうが、実生活で冷暖房を我慢してまで生活することは、
なかなか難しいものです。
ECO・エネルギー節約・我慢・電気代低減
かしこい家とは、このエネルギー節約を、人間の努力では無く、建物側でやってしまう仕組みです。
ECO・エネルギー節約・快適・電気代低減
という、流れを創り出します。
これは、ただ単に「エネルギー節約」が目的ではありません。
どちらかと言えば、省エネは「結果」でしかないのです。
主は、「快適な空間」づくりです。

なぜ、省エネが快適になるのか?

一言で言えば、同じ室温を保つための冷暖房機の稼働時間が短くて済み、その方が人にとって快適だからです。
例として、夏の温度調節です。冷房装置は、エアコンですね。
室温が高いということは、空気や建物部材の全ての温度が高くなっていると言うことです。
エアコンの仕事は、室内に冷たい空気を送り込んで、室内温度を下げます。
当然ながら、室温が高いほど、冷たい空気を送り続ける時間は長くなります。
また、一度室温が安定した後も、建物、つまり外部から熱が侵入し続ける場合は、
エアコンは、間欠的に動き続けます。
繰り返しになりますが、エアコンが動くと言うことは、
設定温度より冷たい空気(室温より、10〜15度低い)を送り続ける状態です。
稼働している間は、気流の発生とともに、室内に大きな温度差が発生していると言うことになります。
つまり、一般的に「冷房病」と言われる原因は、この辺りにありそうですね。
この、「必要悪」とも言えるエアコンの稼働時間を、短く出来るというのが、かしこい家の特徴です。

人が室内環境において、快適を感じるための変動要因は、大きく3つに分類されます。1.室温+2.仕上げ面の温度+3.発電

は当然ですね。
理論的に言うと、室内の空気が対流というかたちで、人に熱を伝えています。


は如何でしょうか。
は、床面、壁面、ガラス面などの温度を指します。人が室内に滞在するということは、
固有の温度を持った物体に囲まれるということでもあります。
面倒くさく書きましたが、

床面が冷たいと、いくら暖房が効いていても不快に感じる。(伝導)
窓のそばに立つと、寒さを感じる。(放射)
直射日光が当たっている壁の近くにいると、暑さを感じる。(放射)

など、室内に滞在する人は、四方八方から熱の影響を受け続けます。
夏場、室温と共に、壁・床・天井自体が持つ固有の温度も高くなっています。
エアコンを止めた瞬間から室温が上がり始める理由は、ここにあります。

湿度は、天気予報で、不快指数という言葉を聞いたことがあると思います。
夏の蒸し暑さを数値化したもので、簡単に言うと、同じ温度でも湿度が高いと不快に感じるという理屈ですね。
湿度に関して話をし出すととても長くなってしまうので割愛しますが、
いたずらに温度を下げるのでは無く、温度と湿度をコントロールすることによって、
快適な室内環境を創り出せれば
と考えています。